プレス金型見込み変形ツール「Caelum3/Deformer P」
手間のかかる見込み形状の作成を解析結果から自動で作成
スプリングバック解析結果に基づきプレス金型の高精度な見込み形状を自動で作成することができます。赤色の面はスプリングバック前の形状で、水色の面は本ツールで予測した見込み形状です。この見込み形状の位置に自動で面を作成できます。これにより今まで手作業で行ってきた作業を自動化することができ、大幅な工数削減が可能となります。90%程度削減された事例もあります。

見込み形状を作成したときの板材の長さを一定に維持
他のツールでは実現していない「見込み形状を作成したときの板材の長さを一定に維持する機能」を実現し、高精度な見込み形状を作成できます。これにより従来、伸び縮みのため発生する誤差のため複数回繰り返す必要のあった解析と修正のサイクルを解析結果や型形状、板材によっては1回に削減することも可能です。この高精度な見込み形状作成機能は、北海道大学との産学共同開発による成果を利用することで実現しました。
部分見込みにも対応
プレス金型のダイフェース形状の全体ではなく「部分的に見込みを入れたい」「部位により見込み量の割合を変化させたい」といった場面が多々あります。
Caelum3/Deformer Pの部分見込み機能では、形状を分割せずに部分的な見込みが可能で、「連続性」を維持しつつ「最小限の工数」で見込み金型形状を作成できます。

測定結果を利用して見込み形状を作成したい
スプリングバックが起きているトライ品を非接触型の3Dスキャナなどで測定した結果からも、高精度な見込み形状を作成することが可能です。
また解析結果だけでは、十分に精度のある見込み形状の作成が難しいハイテン材などでは、解析見込み機能と測定結果を利用した測定見込み機能の両方を利用することで精度の高い見込み形状の作成が可能になります。最新バージョンでは、変形量の
大きい場合でも問題なく見込み変形を行うことができるようになり、測定データからの見込み変形作業をさらに効率よく実行できるようになりました。

STLデータの利用
インポートしたSTLデータの断面作成や、作成した断面要素上への点の作成、断面長の測定などが行えます。これにより、見込み後の断面長の測定などの評価や、部分的に手動で見込みを行う際の参照要素の作成などが、STLデータを利用して簡単に実行できます。
商品構成
| パッケージ名 | FEM解析見込み | 測定見込み |
|---|---|---|
| Deformer PF | ○ |
× |
| Deformer PS | ○ |
○ |
FEM解析見込: FEMソフトのスプリングバックシミュレーション結果を用いて見込曲面を作成
測定見込:非接触型3Dスキャナなどによる測定結果を用いて見込曲面を作成